ストーリー
2人きりで暮らし始めた一砂と千砂。一砂はひとつずつ今までの生活を切り離していく。江田の家、学校の友人、そして八重樫。治る見込みの無い高城の血の病、そして先の見えない未来。人を傷つけてまで生きる理由を見出せない一砂は、発作を起こすも千砂の血を飲むことを拒む「こんな風に生きてゆくの・・・やなんだ・・・」しかし千砂は「私のこと・・・少しでも好きなら飲んで・・・」と自分の指を切る。一砂に父親の姿を重ねていることを自覚しつつも、一砂を必要とする千砂。2人の関係はただの姉弟ではなくなり始めていた。