ストーリー
第二次大戦下、アメリカ軍の情報機関OSS(後のCIA)の士官ハリー(D・マクルーア)は、ノルウェー人核物理学者ブレヴィック(R・オーベルジョヌワ)を脱出させるべくドイツへ侵入した。
ブレヴィックを無事救出したハリーだが、ドイツ軍に捕まってしまい、二人は断崖絶壁に囲まれたべクスタット城へ収容される。
しかし、ハリーは捕虜の一人が上げていた凧にヒントを得てグライダーで脱出する事を思いつく。
捕虜たちの協力も得て密かにグライダー製作が始まるが…。
アルプス山中の城から連合軍捕虜たちが手製のグライダーで脱出を図るという、数ある脱走テーマの戦争映画でも奇想天外さにおいては屈指の作品。
捕虜収容所という過酷な環境の中でドイツ軍の目を盗みながらグライダーを設計・製作していく創意工夫の数々が見どころだ。
互いに反目しつつ、脱走という目標のために一丸となっていく男たちの熱い絆もドラマを盛り上げる。