撃墜王アフリカの星

ストーリー

 1939年ドイツ。空軍の士官候補生ハンス・ヨアヒム・マルセイユは、権威と規律を嫌い命令違反を繰り返す破天荒な若者だった。間もなく、欧州は戦火につつまれ、マルセイユはアフリカ戦線出動を命じられた。
明けてもくれても英軍との空中戦が続く日々がやってきた。マルセイユの活躍は、たちまち撃墜王として敵から恐れられる存在となった。
だが、その影で死んで行く戦友や後輩たち。任官したばかりの士官候補生が戦死した日に新しいパイロットが補充されるという皮肉な現状に、マルセイユの気持ちは深い悲しみに沈んでいった。

少尉に任官した彼はベルリンによびもどされ、ヒトラー総統からも賞賛の辞を受ける。また、母校に講演に行ったマルセイユは、そこで知り合った美しい女性教師のブリギッテと恋に落ちる。さらに、ムッソリーニ将軍に招かれローマに出発する彼は、ブリギッテを車中に同伴させ、ふたりだけの時間を過ごす。
自分が名誉を得るほど敵のパイロットは死んでゆく。
権威を嫌い何よりも自由を愛して空を飛び回るパイロットとなった結果、国家という最大の権威にかしづく下僕となっている矛盾を感じながらも、さらに鬼神の如く戦果をあげるマルセイユ。
しかし、それも長く続くものではなかった・・・。

セールスポイント

総撃墜機数158機という北アフリカ戦線の空の勇者ハンス・ヨアヒム・マルセイユ少尉の活躍と生涯を、実話に基づき描く戦記ロマン。弱冠23歳で空に散った英雄は、かつて名将ロンメルをして、「君の活躍なくしてドイツ陸軍アフリカ軍団は砂漠の地に作戦を展開できなかった」と言わしめたほどの功績をあげた。
ドイツ空軍きっての撃墜王の活躍を、その愛機メッサーシュミット戦闘機の同型機を使い克明に再現した。マルセイユ少尉を通じ、戦いの栄光と影、人間の尊厳と生死の意味を問いかけるドイツ戦争映画の傑作品。

キャスト

ヨアヒム・ハンセン
マリアンネ・コッホ
ハンスイヨルグ・フェルミー

スタッフ

製作:エルウィン・ギット
脚本:ヘルベルト・ライネッカー
監督:アルフレート・ワイデンマン

作品詳細

発売元:株式会社ケンメディア
販売元:株式会社ケンメディア
コピーライト:
(C)BETA FILM GMBH
製作年:1957年
製作国:西ドイツ
発売日:2008/10/31
品番:KMYT29003
税込価格:¥3,990

仕様

収録時間:103分
映像:モノクロ
画面:4:3
音声:ドイツ語DolbyDigitalモノラル

特典

封入特典:劇場パンフレット復刻版(初回生産分のみ)