ストーリー
「08/15」
1939年、大戦前後のドイツ国防軍砲兵隊の兵営を舞台に、主人公アッシュとファバインら新兵と厳格な上官シュルツたちとの軌轢、ナチズムに包囲されてゆく市民生活の情景、そして彼らの恋愛や生き方を克明に描く。
「戦線の08/15」
砲兵大隊の連兵場と兵営が舞台であった前作とうって変わり、主人公アッシュ達が所属する砲兵第三中隊は、対ソビエト戦のために侵略したロシア東部戦線へと転戦する。1943年。敵の激しい抵抗と自然の守りにより膠着状態が続く東部戦線では、あらゆる腐敗が軍内部で起こっていた。
「最後の08/15」
物資の横領や窃盗、殺人や強盗。敗戦間近の戦時下という異常状態を隠れ蓑にして、あの謹厳にして実直なドイツ国民の中にも、多くの国家と国民への反逆者が生まれた。祖国ドイツでは最終防衛戦闘が準備されていた。