ストーリー
1944年8月1日、ドイツの占領かで長く圧制に苦しめられていたワルシャワ市民はこの日、一斉に立ち上がった。戦いはのべ63日間に及び、20万人以上の犠牲者を出すという、まさにポーランドの歴史上でも最大の悲劇となったのである。ワルシャワ蜂起の敗北後、反ナチ組織”ポーランド国内軍”の小隊長だったマルチンは、避難民収容所の中で、恋人のヴィシカと共に、ネズミのように息を潜めていた。やがて敵の捜索が始まり、美しいヴィシカはドイツ兵の目に留まって無理矢理連行されてしまう。マルチンの手には、別離の直前にヴィシカからもらった指輪だけが残った。ポーランド王国の紋章をつけた”鷲の指輪”だけが・・・。