ストーリー
1943年、ベルリン駅に隻腕隻眼の軍人が降り立った。アフリカ戦線で重傷を負って帰還した伯爵シュタウフェンベルグ大佐である。大佐の胸には、祖国ドイツを救うために、ヒトラーを政権の中枢から排斥しなければならない、という思いが広がっていた。戦況は深刻化しており、首都であるベルリンも連日のように空襲が続いている。東部戦線のトレスコウ大佐ら反ナチ軍と組み、英軍から奪取した攻勢の爆薬を使ったヒトラー暗殺を計画する。国防軍総司令部のエリート軍人によって、万全を期して立案されたはずの計画。しかし暗殺者はそこに、信じられない光景を見ることになる。