ストーリー
地域再開発の生み出す巨大な利権、そこに見え隠れする暴力団の陰謀の渦・・・。東京・浅草、この町にも組織暴力団幹部・坂上の魔の手が伸びていた。女流名人位のタイトルを持つ美貌の女雀士・渡瀬洋香がこの町に足を踏み入れた時、洋香の恩師・高木次郎が経営する麻雀荘も立ち退きを迫られていた。恩師の苦境を見かねた洋香は、坂上に店の権利を賭けた麻雀勝負を挑む。坂上から出された条件は、「勝負は三日後。打ち手は、それぞれ2名ずつ。ありありルールの“半荘1回勝負”だ。こちらが勝てば、店の権利。そちらが勝てば3,000万!」敵は凄腕の代打ち人“笹島兄弟”を指名する。しかし勝負を目前に、高木が吐血。パートナーを失った洋香はなすすべなく、ただ途方に暮れる・・・。そんな折、洋香は強力な助っ人を思い出す。その名は“日沼キリコ”。キリコは三年前に、あの笹島兄弟に打ち勝った“伝説の代打ち人”。笹島兄弟に勝つ為には、どうしてもキリコの助けが必要だ!