ストーリー
第6話 「指輪の謎」
自白剤を投与されたにもかかわらず勇午は自白しなかった。ガラーホワはさらに大量の自白剤の投与を指示。意識が無くなり徐々に記憶を取り出される勇午。「指輪に刻まれた番号ではスイス銀行の暗証番号に3ケタ足りない。」「では残りの3ケタを答えろ」「それは・・・」勇午は寸前で、自らの思考を停止させた。信じ難い光景にさらに自白剤の投与を指示するガラーホワ。それに対し、オリガは自らの責任において勇午を訊問すると告げ、ガラーホワも承諾した。2日後、オリガの元で目を覚ました勇午。オリガはロシアの現状を救うにはどうしてもセルゲイの財産が必要と勇午に懇願する。勇午はかえす刀でそれでは根本的な解決には決してならいと言い放つが、再度ガラーホワとの直接交渉を提案、果たして勇午とガラーホワの交渉(ネゴシエーション)が始まった。
第7話 「ロシア ~ナージェンカのために~」
勇午とガラーホワの交渉。勇午はナージェンカの安全を確かめ、ナージェンカの前で残りの3ケタの数字を教えると言った。「これが最後のチャンスだ。」ガラーホワは怒りの形相でそれに従った。翌日一行はナージェンカが住む家へ向かった。そこは小さな教会のある村にあった。その教会にお祈りを捧げるナージェンカがいた。待ち切れないガラーホワをよそにナージェンカにやさしく語りかける勇午。「ナージェンカ。とってもいい名前だね。」ほどなくして、勇午はナージェンカに指輪に刻まれている番号を見せた。「このあいだに3つの数字を入れるとしたら、どんな数字が入るかな。」ナージェンカは少し考え、はっきりと答えた。