ストーリー
繊細でピュアな心ゆえに、周りと衝突を繰り返してきた女子高生・直美。ある日、母親が家を出たきり愛人の元に去っていったことから、彼女は、田舎で旅館を経営するおばさんの家で夏休みを過ごすことになった。人々も風景も都会の喧騒からは遠くかけ離れた山間の里で、まったく新しい生活を始めた直美は、遠い親戚にあたる80歳近い小出おばあさんの世話をすることになった。一緒にビールを飲みながらお喋りもする。「あたしたち、同じ時代に生まれてたらよかったのにね」。いつしか親しくなった二人は、やがて互いの秘密や夢を分かち始めるが・・・。