ストーリー
第51話 「復讐鬼?マキシーン」
近頃、飲食物の盗難が続出している血盟城。犯人探しで大騒ぎのドリア、ラザニア、サングリアの3人娘たち。「動物だ。」「ダカスコスだ。」と犯人像についていろいろな憶測が飛び交う中、屋根裏部屋に怪しい人影があった。その正体は、カリポニこと小シマロンのマキシーン。彼は、天下一武闘会での恥辱を晴らすため、人知れず血盟城に忍び込み、有利が現れるのを今か今かと待ち続けていたのだ。
第52話 「大地立つコンラート」
こっそりと一人で外出しようとする有利とそれをとがめるヴォルフラム。追っかけっこの末、宝物庫の中で、「魔鏡」という国宝級の宝を見つけた有利は、その中を覗き込んだとたん意識を失う。眞王廟で、意識を取り戻した有利は、一人の女性と出会う。その女性の名は、ジュリア。有利は、その名を聞き、過去に来てしまったことを認識する。
第53話 「前略、ユーリ陛下」
一人、国内視察に出たギュンター。たどり着いたのは西の果ての寂れた町。ひょんなことから町の人々に歓待を受けるギュンターは、町を取り仕切る若き女・グロリアから悩みを打ち明けられる。隣町のバクスター一家が、この町を乗っ取ろうと嫌がらせをしてくるのだという。その現場を目の当たりにし、グロリアの用心棒を買って出るギュンターだったが・・・。という親書を送ってきたのだ。が、それは、表向きの理由で体の良い人質作戦であることは明白。それを聞き、ガツンと一言言ってやるといつもの調子の有利。そんな有利を制して、グウェンダルは、単身敵地へと向かっていった。