ストーリー
第48話 「逆襲、大シマロン!」
鳴りを潜めていた大シマロンが、ついに動き出した。眞魔国派同盟の国々に、各国の交流のため互いの国の王族や貴族の子を交換留学させようという親書を送ってきたのだ。が、それは、表向きの理由で体の良い人質作戦であることは明白。それを聞き、ガツンと一言言ってやるといつもの調子の有利。そんな有利を制して、グウェンダルは、単身敵地へと向かっていった。
第49話 「獅子と狼」
有利とアーダルベルトは大シマロン軍から逃れる為、かつてモルギフが安置されていた洞窟に身を隠す。そこでアーダルベルトは、ジュリアに関するわだかまりを語り始める。なぜ自分ではなくコンラッドに首飾りを託したのか。なぜ一言の相談も無く戦場へと赴いたのか。そして、本当に有利はジュリアの魂を受け継いだのか。語り合う二人に大シマロンの追っ手が迫る。
第50話 「我が愛しきジュリア」
火山活動が再開し地獄絵図と化したヴァン・ダー・ヴィーア島。突然の出来事にベラール率いる大シマロン軍は、蜘蛛の子を散らしたように撤退するが、ベラールにより人質とされた王族の子供たちは、岩石の降り注ぐ中置き去りにされる。有利一行は、子供たちの救出に向かうが、火の粉が舞い、木々が燃え落ちる中での救出活動は困難を極める。