ストーリー
- 幕末の世、日本の未来のために刀を捨てた、サムライがいた -
幕末期1863年5月未明、横浜沖。
粗末な身なりの若き長州藩士5名が秘かに帆船チェルスウィック号に乗り込んだ。
日本を変えるために命を懸けて海を渡った彼らを、後に人は「長州ファイブ」と呼んだ。
(あらすじ)
ペリー率いる黒船の裏が来航から10年後。外国を打ち払おうとする攘夷の嵐が吹き荒れる幕末期の1863年、
遥かなる異国イギリスに命がけで密航した若者達がいた。
粗末な服に身を包み、新しい時代を切り開く気概だけを胸に、ロンドンの地に立ったこの長州藩の5人の志士達をのちにイギリス人は敬意を込めて「長州ファイブ」と呼んだ・・・。
5人の名は、若き日の伊藤 博文(伊藤 俊輔)、そして井上 馨(志道 聞多)、井上 勝(野村 弥吉)、遠藤 謹助、山尾 庸三。
いずれも後年、日本の歴史に偉大な足跡を残すことになる5人である。
見つかれば死罪という密航までして、イギリスに渡った彼らの情熱の源は何なのか?
生死を賭けた数カ月もの航海、人知れず異国で倒れて果てるかもしれぬ危険も顧みず、突き進んだ彼らの熱き思いはどこからくるのか?
幕末の歴史に秘められた5人の若き日々の真実を140年あまりの時を経て「長州ファイブ」をドラマCD化!