ストーリー
第三十四話 「聖なる王国」
サラレギーとベリエスの姿に困惑し、姿を消したアラゾン。サラレギーはベリエスを問い詰める。やがてベリエスは重い口を開き、語られる驚愕の事実。部屋に閉じこもったサラレギーを心配した有利は、いつかの約束を果たしたいと、サラレギーにグレタ達を紹介する。有利とグレタと共に城内を巡るうち、サラレギーは血盟城の和やかな雰囲気に戸惑いつつも、少しずつ打ち解けていくのだった。だがその頃、洞窟の暗闇にうごめく影が……。
第三十五話 「叶わぬ約束」
眞王への想いを胸に、ジェネウスは朽ち果てようとしていた。だがアラゾンはささやきかける。「最後の望みをかなえてやろう」と。そしてジェネウスは……。その頃眞魔国は、アラゾンが再び現れる事を予想して厳戒態勢をひいていた。だが眞王と村田には別の考えがあった。「彼は来るだろうね、どんな事をしても……」そして突如として血盟城を襲う怪物の群れ。必死の防戦が繰り広げられているその時、眞王廟の前に降り立つ人影は……。
第三十六話 「真の力」
眞王と村田の前から、忽然と姿を消したジェネウス。怪物の群れも姿を消し、王都は静けさに包まれる。それもつかの間、アニシナの魔動装置が異常な反応を示す。アラゾンが来たのだ。身構える一同。だが有利は、アラゾンを客人として出迎えたいという。力で対抗しても同じ事の繰り返し、ならば正面から向き合ってみたい、と。そしてサラレギーも、会談への同席を申し出る。アラゾンが神剣を差し出したその時、サラレギーが……!