ストーリー
「鮫と小魚」
1940年。海軍兵学校に在籍していた青年タイヒマンは、その卒業を待たずして、少尉候補生として実戦部隊に配属される。彼らが乗り込むことになったアルバトロス号は、掃海艇とは名ばかりの、木製トロール漁船を改造したボロ船だった。
「U47出撃せよ」
第二次大戦が始まって間もなく、ドイツ海軍Uボート艦隊司令部レーダー提督は、スペイン内戦以来のベテラン、ギュンター・プリーン艦長にスカパフローへの攻撃を命じる。イギリス海軍の象徴的な軍港であるスカパフローに潜水艦で単艦潜入することは、まさに自殺行為とも言える困難な任務だった。
「グストロフ号の悲劇」
豪華客船グストロフ号は、難民船として7000人の運命を乗せて出航。しかしその淡い期待もむなしくソ連軍潜水艦の放った魚雷に撃沈され、乗客たちは暗い夜の海に放り出されてしまう・・・。